監督・脚本 ルーカス・ムーディソン 2000年 スウェーデン/デンマーク/イタリア
この映画、好きだ。
スパニッシュ・アパートメントをちょっと思い出したな。
あの映画はスペインに留学した学生たちがアパートをシェアする話だったが、この映画は1975年のスウェーデンの共産主義思想にかぶれた大人たちが営む「Together」というコミューンの中の話。
エヴァとステファンは両親が大喧嘩をしたため、母親に連れられて彼女の弟が住んでいるコミューンに身を寄せることになる。
このコミューンの人たちは変わり者ばかりで見ていて面白い。生産性がなさすぎなんだけど、見ていて落ち着く。
住人のレズビアンで子供がいるアンナは同じコミューンの中に元夫がいたり、その元夫に対して思いを寄せている男の人がいたり、フリーセックスを実践しているレナ、銀行の頭取の息子なのに真面目すぎるほど共産主義を信奉しているエリックとか面白い人が多い。
この人たちが住んでいる家というのは、本当に普通の住宅街にあって、家を一歩出たすぐの世界ではごく平凡な生活が営まれているのに、その家の中では一般常識とは変わった世界が広がっている。その対比がなんだかシュールだと思った。
ゲイ男性の口説きテクニックおもしろかったです。
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No.57 :
2008/06/23(Mon) 20:20:57
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監督 ロバート・アルトマン 原案 ネーヴ・キャンベル 脚本 バーバラ・ターナー 2003年 アメリカ/ドイツ
ドキュメンタリー風にバレエ・カンパニーの練習風景を撮っていて、未知の世界をのぞき見するような感覚で見られて面白かった。
バレエはほんのたまに見に行ったり、DVDで鑑賞するけれど舞台裏は全く知らない。
この映画を見ると萩尾望都のバレエ漫画を思い出す。
アルトマン映画によく挿し入れられるゲイネタもやはりあった。
制作をしたネーヴ・キャンベルはバレリーナを目指していただけあって、ドキュメンタリー風の画面に違和感なく溶け込んでいた。
ネーヴの彼氏役だったジェームズ・フランコはかなり女性のツボな男性キャラクターを演じていた。
フランコの役はレストランのシェフで、何となく女の人が気楽に付き合えるような気を起させる。フランコの姿勢は彼女のネーヴがダンサーとしてのキャリアを積んでいくのをじっと見守っていてくれる感じ。
女心には本当にツボなキャラだ。
だが、しかし、「学園天国」でのボンクラフランコを見た直後にこの映画を見たので、あまりにもタイプが違うんで、ちょっと笑ってしまった。
なかなかに彼は芸達者ですね。
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No.47 :
2008/05/20(Tue) 00:08:53
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監督 アン・リー 原作 ジェーン・オースティン 脚本 エマ・トンプソン 1995年 イギリス/アメリカ
原作に忠実。
文句のつけどころなし。
ジョー・ライトが撮った、同じくジェーン・オースティン原作の「プライドと偏見」は原作とは違った趣だったが、この作品はビタリとはまっている。
アン・リーはシンプルにオースティン愛好家のエマ・トンプソンが書いた脚本を尊重して映画を撮ったのだろう。「ブロークバック・マウンテン」の時も思ったけれど彼は原作と一体化することが上手だ。
エマ・トンプソンは思い入れが人一倍ある作品であるだけあって、演技に相当入れ込んでいるのが見て取れ、入り込みすぎのために逆に可笑しく見えたりした。
ヒュー・グラントが最後にエマ・トンプソンに愛を告白するシーン。
エマはヒューが何を話しに来たのかもうすでに察していて、彼が話をする前に泣き崩れてしまう。ここのエマの演技が30歳をとうに過ぎた女がする演技か?といった感じでとても可笑しかった。
ジョー・ライトの「プライドと偏見」で、なぜダーシー役にマシュー・マクファデンがキャスティングされたのか、私にはわからなかった。
私のイメージとは違ったし、原作から漂ってくるイメージとも違っているように思えて。
その理由が、この映画でエマの妹ケイト・ウィンスレットに恋心を抱く大佐アラン・リックマンを見た時に分かった。
この作品でのアラン・リックマンの姿を引きずったから、マシュー・マクファデンをキャスティングしたんじゃないかと。
二人はどことなく似ている。
ダーシーと大佐のキャラもちょっと被っているしね。
でも、被っているのだけれど、違うんです。
「プライドと偏見」チームはそこをもっと突き詰めてほしかったな。
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No.46 :
2008/05/18(Sun) 00:03:50
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監督・脚本 フランコ・ゼフィレッリ 脚本 マーティン・シャーマン 2002年 イタリア/フランス/イギリス/ルーマニア/スペイン
ファニー・アルダンがファニー・アルダンにしか見えなかったな。
カラスファッションに身を包んでいる時は、カラスに近づいていたが。
でもそれでいいんだ。似ていなくても。
マリア・カラスと実際に交流のあった監督のフランコ・ゼフィレッリ自身を投影したキャラクターがジェレミー・アイアンズ演ずるゲイのプロモーターだ。
ジェレミー・アイアンズは女性が相手だとぼんやりした表情で堕ちる男を得意としている俳優だけれど、このゲイのプロモーター役ではすごくエネルギッシュで生き生きとしているのにちょっと驚いた。
男が相手だとジェレミー・アイアンズはパワフルなキャラも似合うんだなぁ…。
アイアンズの若いボーイフレンド役の俳優は今までのゼフィレッリ映画作品の中で起用されてきた若い俳優のタイプの容姿で、ゼフィレッリの好みは不変であることを確認した。
マリア・カラスの人生には男心を誘うものがあるのだろうなぁ。
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No.45 :
2008/05/15(Thu) 21:35:00
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