監督・脚本 荻上直子 原作 群ようこ 2005年 日本
群ようこさんのエッセイは私が小さな頃に人気がありました。
私も小学校の頃によく読んでいたおぼえがあります。
この映画を見て、一連の群さんの作品の雰囲気をおもいだした。
「かもめ食堂」に登場する3人の日本女性の中で、サチエさんが一番群さんらしいなぁと思った。
頑固ジジイ気質みたいなとことか。
サチエさんのおにぎりは梅としゃけとおかかでなければならないという信念とかは、寿司屋の頑固ジジイが、「俺のやり方がきにくわねぇなら、けえってくれ」と啖呵を切る感じに似ている。現代資本主義にはまるで通用しなさそうだ。
シリアスに考えたらどうしても「かもめ食堂」の経営は上手くいくはずがない。だって、シナモンロールと焼きジャケの香りが混じる食堂ってちょっと無理があるよ。
いくらフィンランドだとしても。
でも、無理そうでも店が上手くいってしまうところが、見ている者にとって一番癒し効果があるところなんだ。
気が合うはずもない男の上司や同僚男子たちから、毎日こき使われている女にとっては「かもめ食堂」の世界はまるで極楽。
気心の知れた女友達と一緒に自分が考えるコプセントにそったお店を持って、仕事を辞められたら・・・といつも空想している女子には涙の出る映画です。