セイ・エニシング(Say Anything) 

セイ・エニシングセイ・エニシング
(2007/12/21)
ジョン・キューザック

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監督・脚本 キャメロン・クロウ  1989年 アメリカ

ジョン・キューザックって本当に曲者だなぁ。

ジョン・キューザックは真面目で頭がよく周りから少し敬遠されているかわいいアイオン・スカイを落とすべく正攻法で攻める。アイオンは男の子に誘ってもらった経験が少ないのでつい誘いに乗る。
キューザックは攻めるんだけれど、女の目から見るとなんだかそれほどガッツガッツしているんだけどしていないというか、なんだか彼には女性に対して余裕があるんだよね。
キューザックの実姉ジョーン・キューザックが姉役で出ているんだけれど、2人のやり取りを見ていると本当に関係が良好で、こんなに仲が良い兄弟ってあまりいないよなと思う。
キューザックの役柄や彼自身も姉から女の人の機嫌を取る術というのを学んだのだろう。
一般的な男の人だったら女の人のツボを知らないがキューザックはどうしたら女たちの怒りをやり過ごして、そして彼女たちを自分のためにうまく使うかというテクニックを身につけている。その女の人に対して懐が深そうに見えるところにアイオンは引っ掛かってしまう。
彼女はファースト・ラヴに夢中になっている。だから、キューザックのマズイ面が見えていない。若いから当然なんだけど。
この映画のキューザックは、「この男だったら自分好みにカスタマイズできるかもしれない」というなかなか実際には現実化にはできない女の願望を引きずり出す男だ。(そんなにやすやすとカスタマイズされてくれる男なんて現実にはいやしない。)

この映画の中でジョン・キューザックがするアイオンの父親にする「ヒモ宣言」。いくら役柄とはいえ、こんなにてらいもなくさらっと言えてしまうんだから凄い。若いのに。
私だったら、思いっきり引いてしまうが、アイオンはあまり気にしない。彼女は素晴らしい奨学金をもらってイングランドに行くことが決まっていて、揚々とした未来が開けている。一時の迷いでつきあっている男が「ヒモ宣言」しても、受け流すだけの余裕が彼女にはあるんだ。そこがアイオンのキャラクターのいいところ。

この映画はエモ男子に人気があるみたい(The Starting LineなんかもPVでこの映画の爆音ラジカセならしをパクってた)。セックスをするかしないかという段階になった時に女の子の方からアクションが起こるところとか、エモ男子のツボを抑えているのかなとは思う。

一応、キューザックとアイオンの父親が交際を巡って対決という形になるんだけれど、結局うまい具合にアイオンの父親は詐欺罪で逮捕されて、キューザックは本格的に彼女の父親と戦わずして勝利する。こういうところもエモ男子のツボなんだろうな。


「ガタカ」にイーサン・ホークの弟役を演じていた若かりし頃のローレン・ディーンが見れてうれしかった。役はいまいちだけど…。
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